「国民の政府」を標ぼうする金大中政権の誕生後も、引き続き「利敵団体」に規定され、厳しい弾圧を受けている韓国大学総学生会連合(韓総連)は第七期臨時執行部を構成するとともに、臨時議長に明知大学総学生会の李ギジュン会長を選出した。また、九九年度闘争方針を確定するなど、今年の自主・民主・統一に向けて力強いスタートを切った。
同執行部は、米国が韓半島で戦争危機を激化させているとし、今年の闘争方針を反米自主化と反政府闘争に力点を置いている。
これを受けて、光州・全南地域大学総学生会連合(南総連)が議長団を構成し、議長に朝鮮大学総学生会の張セホ会長を選出した。南総連は闘争宣言文を通して、米国の忠実な手先になって民族を核戦争の惨禍に陥れようとする金政権に断固反対し、強力な抗議行動を展開することを明らかにした。またソウル地域総学生会連合(ソ総連)も、弘益大学総学生会の李ソンヒ会長を議長に選出している。
韓総連は方針に沿って、一月五日、全国各地で「米国の戦争策動粉砕、駐韓米軍の撤収、国際通貨基金(IMF)の経済収奪粉砕のための韓総連同時多発反米反戦闘争宣布式」を開いた。ソウルではこの日、漢陽大学で開かれ、約四百人の学生が参加した。南総連もこの日、朝鮮大学で宣布大会を開き、宣伝活動を通して民衆連帯運動を積極的に呼びかけた。
また同十五日には、韓総連の学生三人がソウル市内の米文化センターを占拠し、「韓半島での戦争策動を進める米国を追い出そう」「経済収奪を中止し、駐韓米軍を撤収せよ」などと叫び、ビラをまいた。同日、学生約五十人がソウル市内の龍山米軍基地前でペンキ瓶六十個ほどを投げながら、米軍撤収などを叫んだ。高麗大生三人もこの日、韓米年例安保協議会が開かれている国防部正門前でデモを繰り広げ、「戦争策動の中止」などを叫んだ。
さらに、汎青学連南側、北側、海外本部は同二十八日、三者の合意に基づいて「米国の戦争策動粉砕、駐韓米軍の撤退、連邦統一祖国の建設のための汎青学連闘争宣布式」をソウル、ピョンヤン、東京で一斉に行った。闘争宣布式は、それぞれ共同集会の形式で行われ、南側、北側、海外本部が作成した政治演説文が読み上げられたほか、汎青学連共同決議文が採択された。ソウルではこの日、治安当局の源泉封鎖のなか漢陽大学で開かれ、学生約四百人が参加したほか、光州市内の朝鮮大学でも開かれ、学生約八百人が参加した。集会後、学生らは街頭に進出、戦警隊と激しくぶつかった。
これに対して、米国大使館は韓国政府に韓総連の反米デモに関する対応策を講究するよう強く要請、政府当局も対応策を協議するなど、一斉検挙に乗り出す方針だ。現政権の対米従属姿勢が、ここでも明白に示された格好だ。
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